◆こっくりさんとは・・・・
こっくりさんは、明治にアメリカ人が伊豆半島にて、その当時大流行していた「テーブルターニング」を地元の住民に見せたところ、住民たちの間でもはやるようになったという説がある。
最初のこっくりさんは、テーブルの変わりにおひつを3本の竹で支える台を作って行われた。
おひつの机は安定が悪く「こっくり、こっくり」と傾くところから、「こっくり」さんと呼ばれるようになった。
後に「こっくり」に対し当て字で「狐(きつね)」、「狗(いぬ)」、「狸(たぬき)」を並べ「狐狗狸」と書くようになったという。
◆こっくりさんのやりかた
通常、狐の霊を呼び出す行為として信じられている狐狗狸さんは、机の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、五十音表」を記入した紙を広げ、その紙の上に十円硬貨を置き参加者全員(通常3人のときが多い)の人差し指を添える。
そして、「コックリさん、コックリさん、おいでください」と呼びかけていると、硬貨が動き出す。
いくつか質問などをし、最後は「コックリさん、コックリさん、お帰りください」と呼びかけ、「はい」についた後、鳥居のところまで十円玉が動いたら「ありがとうございます」とお礼を言って終了。
「狐狗狸」さんをやってる間に十円玉から指が離れたら呪われるなど、細かい解釈はその土地でいろいろあるのでここでは省略します。
★こっくりさんの呪い参考動画
◆こっくりさんは何故占えるのか?
コックリさんについては、諸説ありますが「霊が原因説」「潜在意識説」「筋肉疲労説」などが原因ではないかといわれています。
- 霊が原因説
硬貨が動くのは基本的に「狐の霊」が現れ占う者に憑依しているという。「狐の霊」以外にも「低級霊」「自然霊」なども考えられる。 途中で手を離した者、あるいはこっくりさんが帰ってくれないときなどは全員が呪われるといわれている。 基本的に使った道具に対して、「台紙は燃やさなければならない」「硬貨は何時までも持っていると不幸になる」なども注意しなければならない。 しかし、コックリさんの呪いは額に五つ星を書くと消えるとも言われている。 - 潜在意識説
参加者の潜在意識が反映され、勝手にコインが動いたと錯覚してしまうという説。
自己暗示に掛かった状態でコックリさんを行っていると言う事なので、自分の知らないことには答えられないことが多い。 - 筋肉疲労説
硬貨に指を添える体勢を取り続ける際にどうしても僅かに腕が動いてしまうことも有力な説となっている。
しかし、この説では占いの答えが出ることは無いので、質問に対してもちゃんとした言葉が帰らないということになる。